【玄米酵素の基礎知識9】腸内細菌が健康のバロメータ
テーマ:腸内細菌が健康のバロメータ
短鎖脂肪酸とは
糖尿病改善効果
腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)はダイエットだけでなく、糖尿病を改善する効果も期待されています。
短鎖脂肪酸には、腸の細胞を刺激してインクレチンと呼ばれるホルモンを分泌させる力があります。インクレチンは膵臓に働きかけ、インスリンの分泌を促す効果があり、糖尿病の治療薬としても使われます。
腸のバリア機能アップ
腸のバリア機能が低下すると、バクテリア、毒素、大きい分子の食べ物などが吸収されて、アレルギーなどの自己免疫疾患や生活習慣病が増えてきます。バリア機能が低下した腸を「漏れる腸」といいます。腸内環境を整える食生活をして、短鎖脂肪酸を作るれば、「漏れる腸」を予防することができます。
腸活、育菌食生活
努めて取り入れたい食べ物
①不溶性、水溶性食物繊維のバランスが良い食事
【不溶性食物繊維を多く含む】
玄米、雑穀、豆類、芋類、野菜など
【水溶性食物繊維を含む】
海藻類、きのこ類、野菜など
②腸の粘膜強化に、「ムチン」を含むネバネバ、ヌルヌル食品
納豆、山芋、里芋、オクラ、レンコン、なめこ、モロヘイヤ、アシタバなど
③ビフィズス菌の好物である、各種オリゴ糖
【フラクトオリゴ糖を含む】玉ねぎ、ごぼうなどの野菜
【ラフィノースを含む】大豆、ビート大根など
【スタキーオースを含む】大豆、黒豆など
④菌活のための発酵食品
⑤ビタミンA、C、Eやファイトケミカルを含む食品
【活性酸素から身を守り、炎症を予防する】旬の野菜、海藻、豆類、芋類等の植物性食品
避けたい食べ物
①高脂肪食
【炎症が起こりやすくなる】
特にトランス脂肪酸が多い、インスタント食品や加工食品など
②血糖値が上がりやすい食品
インスタント食品や加工食品に含まれるブドウ糖果糖液など
③化学物質(添加物、農薬など)
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