宿便は万病のもと

出典:『少食の実行で世界は救われる』(甲田光雄著)

宿便とは

「胃腸の処理能力を超えて、負担をかけつづけた場合に、腸管内に渋滞する排泄内容物を総称して宿便」と言われています。
 

どのようにして宿便が渋滞してくるのか

1分間に100台の自動車しか通行できない高速道路に、150台もの自動車が入ってきた場合は、50台の自動車が渋滞することになってしまいます。

それがもし、後から後から150台の自動車がドンドン入り込もうとすると、これはたいへんなことになってしまう。

渋滞した自動車が道路いっぱいに並んで、もはや通行は不可能の状態に陥ってしまう。これが自動車の「宿便」です。
 

渋滞した道路を整備するには

それは、道路の一時的「通行止め(断食)を行うか、極度の「通行制限」(少食)を実行すれば、高速道路の「宿便」渋滞は解決されます。
 

胃腸の宿便について

体質、運動、体重、筋肉などによって、その人の胃腸の処理能力は個人差があります。

10の処理能力がある人は8、14の人が11位の食事量であれば、完全な消化分解がスムーズに進み、完全に吸収と排泄を行うことが出来ます。

したがって宿便が溜まるようなことは起こりません。

しかし、10の人が13とか、14の人が17、あるいは7の人が10といったように処理能力を超えて食べると、過剰の食物は必ず腸管内で渋滞してきます。
 

処理能力が低下する場合

(イ)心配事がある時
(ロ)運動不足で一日中じっと部屋の中で生活しているとき
(ハ)水分の摂取量が極端に少ないとき。
   また、多量の発汗があったのに水やお茶を飲まないとき
(ニ)食物繊維の少ない食事が続いたとき
(ホ)腹巻きなどでお腹を包み過ぎたとき
(へ)減塩をしすぎたとき
(ト)粉食ばかり食べているとき

このようなときは、ふだんの処理能力より落ちているものと考えて、食事量を少し減らすことです。

しかし、私たちは自分の胃腸の処理能力がどれくらいあるのかを正しく知っている人が極めて少なく、たとえ自分の胃腸の処理能力がわかっていても、その処理能力以下に食べる量を控えることが出来ない人が圧倒的に多いことです。

1日に成人で2200~2500キロカロリーくらいの食事量でふつうの生活を行っています。それに比べて、夕食だけで3000キロカロリーも食べてしまったら、これは明らかに胃腸の処理能力を超えてしまうことになります。

自分の胃腸の処理能力よりはるかに多い食事量ですから、処理しきれない過剰な食物は腸管内に渋滞してきます。これが宿便です。
 

処理能力を超えて食べ、渋滞してくる宿便の解決策

人間の腸はそれを収容するため、長く延びるか、または横に膨らんで、そこへ過剰の食物を一時的に収容することができるので、昨日腹いっぱいたべたのに今日もまた腹いっぱい食べられます。

過食・飽食が続いているうちに、腸管は次第に長く延びてきます。延びるに従って、その重みで垂れ下がってくるのです。

垂れ下がった腸管は安定が悪いから、周囲の組織や腸管同士が癒着してしまいます。その結果、腸管はその癒着した部位で引っ張られて、変形したり、捩れたりして腸管内腔はせまくなり、腸内の通過が妨げられます。

そのため、この癒着したところで、また宿便が溜まりやすくなってしまうのです。

横の方に膨らんで、そこへ過剰の食物を収容すると、腸管の内腔は次第に大きくなってきます。直径が正常の腸管の2倍になると、その腸壁が薄くなってきて、ひどいときは3分の1くらいにもなってしまいます。
 

宿便は万病のもと

横に膨らんだ部位へ収容された宿便は、腸内細菌などによって盛んに分解され腐敗発酵が進みます。その結果、いろいろと有害な毒素が発生してきます。

それらの有毒物は、速やかに下部腸管へと移送し、体外へ排泄しなければならないのに、それが「腸マヒ」のためにできないため、たくさんの有毒物質が体内へ吸収されてしまいます。

そして、血液の中に入り、全身を循環してしまうと、これが私たちの健康に大変悪い影響を及ぼすことになってしまいます。

身体が疲れやすく、根気がない、頭が重い、肩が凝る、手や足が冷たく、肌荒れもひどくなるなど、数え切れないほどの症状がでてくるでしょう。
 

デトックス

身体の中にできた老廃物を体外へ排泄することです。

長く伸びて癒着のある腸管を縮め、癒着を取るためには、数年十数年の長い期間、正しい少食生活を続けるか、断食を何回も繰り返して、実行する必要があるのです。

本当の健康になるには、それだけの期間、コツコツと努力を続ける必要があるのです。
 

断食

断食は長くなったり変形したりした腸管を元の正常な形に復帰させるもっともよい方法ですが、その実行となると大変難しいです。

おすすめは、半日断食です。午前中の断食が最もやりやすいです。

半日断食なら毎日続けられます。慣れてしまえば、むしろ午前中断食しているのがとても気分爽快となり、スタミナも出て、疲れが断然少ないということに気がつきます。
 

少食(正食)生活

この少食生活(腹7分)を生涯続ける覚悟で実行しておれば、そのうち宿便はすっかり排泄され、本当に元気な健康体になってしまうでしょう。

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