【玄米酵素の基礎知識12】腸と脳の関係

腸は「第二の脳」とも言われ、腸と脳には密接な関係があります。この腸脳相関が科学的に証明されるようになってきました。

腸とストレスの関係

「腸脳相関」とは、例えば、ストレスがかかると便秘や下痢になる現象のことです。

ねずみの実験でストレスホルモン因子を注入すると、消化管が激しく運動して下痢するだけでなく、腸内細菌叢にも変化が見られたそうです。そのねずみに、ストレスホルモン因子の注入前に水溶性食物繊維を投与すると、下痢が抑正されるそうです。

私たちが脳で幸せを感じる元になるセロトニンホルモンは、アミノ酸を基に脳で合成されますが、腸管でも特定の腸内細菌によって合成されます。

 

自閉症スペクトラム障害との関係

自閉症スペクトラム障害とは、コミュニケーション能力の低下などの「社会性障害」や、奇声を上げる「行動障害」が主な症状です。また「腸管異常」やアトピーなどの免疫調節異常を併発することが多いというのも特徴です。

この原因の一つに腸内細菌が関与していることそうです。

実験で自閉症スペクトラム障害のねずみと健康なねずみの腸の様子を比較すると、前者は腸内の物質が外に漏れやすい「リーキーガット症候群」になっていたとのことです。

また、精神安定、自律神経の安定に効果がある神経伝達物質γ-アミノ酪酸(ギャバ)は腸内細菌によって産生されますが、この腸内細菌が少ないと異常行動を起こしやすいという報告もあるそうです。

その報告には、リーキーガット症候群の改善には、バクテロイデス・フラジリスと呼ばれる腸内細菌が有効ということです。昔は「悪玉菌」と考えられていましたが、良い働きもすることが動物実験でも少しずつ明らかになってきたそうです。

 

腸内細菌を整える食生活

(1)食物繊維

食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられます。
不溶性の食物繊維は、玄米、豆類、きのこ類、芋類(さつまいも、じゃがいも、こんにゃくなど)などに多く含まれ、便秘解消に役立ちます。

水溶性食物繊維は海藻類、きのこ類、芋類(とろろ芋、里芋)など、ネバネバ食品に多く含まれ、ビフィズス菌やバクテロイデス菌により分解されます。それが短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)を作り、腸内細菌を整え、免疫細胞を調整します。

(2)フラクトオリゴ糖

玉葱、ごぼう、アスパラガスなどの野菜に多く含まれ、ビフィズス菌の大好物です。

(3)ファイトケミカル

活性酸素の害から腸を守る働きがあるので、腸の炎症を抑えます。
緑黄色野菜、淡色野菜など様々な野菜や果物

(4)発酵食品

発酵食品に含まれる菌類が腸内環境を良くし、ビタミンやミネラルなどの栄養素の吸収を良くします。

(5)ビタミンとミネラル

活性酸素を消去する酵素の働きを助けます。

 

食事道の3原則

1.適応食

穀物(玄米、雑穀)菜食中心の食事

2.身土不二

生まれ育った土地で採れる旬の食べ物中心の食事

3.一物全体食

余すことなく、全て頂く事を基本とする食事

腸内細菌に関する最新情報をお伝えします。腸は「第二の脳」とも言われるように、腸と脳には密接な関係があるようです。

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