遺伝子組み換え食べ物を世界一食べている国が日本
日本では作っていませんが、遺伝子組み換え食物を世界で一番食べているのは日本人だと言われています。
作っている国の作物を大量に輸入しており、例えば、納豆の表示に「アメリカ産大豆(遺伝子組み換えでない)」と書いてあるものがありますが、数%入っていてもそう表示できるのです。
アメリカから輸入の大豆は9割が遺伝子組み換え大豆です。1%程度混入していても、日本では「非遺伝子組み換え」と表示できる。欧米では0.9%ですが、日本では5%まで遺伝子組み換え食物の使用が許可されているのです。
遺伝子組み換えには2通りあって、除草剤をかけたら害虫は死ぬが、かけられた草は死なないという除草剤耐性をもつものと。
もう一つは、その食べ物を食べると食べた虫が死ぬという殺虫性をもつもの。
このどちらかの特徴をもっているのが遺伝子組み換え作物です。
僕らが一般にイメージしている「食物の遺伝子をちょっと組み替えて・・・」などというものではないのです。
海外での例ですが、衝撃的なのは遺伝子組み換えのニワトリ。肉を食べるためだけに作られたニワトリで羽がない。羽がなければ殺すだけで食べられます。
鮭も、すごく大きくなるものは遺伝子組み換えで作っています。養殖の場合、南米では抗生物質をたくさん食べさせている。それを食べた僕らが抗生物質の薬物耐性になっている可能性もあります。
天然物はまた寄生虫の問題など別の面で心配なこともあります。どのように考えて食物選びをするか・・・大切なことです。
食材はピュアなものを塩糖脂は食べ合わせが大事
実は、遺伝子組み換えの表示義務がない食品があって、それが醤油と油です。
サラダ油やキャノーラ油などの人工的に作った油はやはり身体によくありません。これをエクストラバージンのオリーブオイルに変えるだけでも病気は減ります。
えごま、亜麻仁油も良いのですが、生で食べないといけないのと、酸化しやすいので早く使い切らないといけません。ゴマ油も大人にはいいのですが、アレルギーが増えるといいます。
一番大事なのは、トランス脂肪酸を避けること。オリーブオイルでも、単なるバージンオイルでは有機溶剤で溶かし出しているので良くありません。
砂糖につては、白砂糖は身体に良くないというのはある意味正しいのですが、では三温糖や黒砂糖が良いかと言えば必ずしもそうとはいえない。
三温糖は3回温めて作るから、AGE(タンパク質と糖が過熱されてできた物質で特に糖尿病に悪影響を及ぼす)が増える。
黒糖もミネラルが多いと言われますが、他の物で摂れば良い程度の違いです。ミネラルには本来色は付いていませんから、黒いからミネラルが多いわけではない。久米島辺りの良い黒糖は薄い茶色です。
食後の高血糖を避けるために低GI値の食品が好まれていますが、糖尿病やその合併症、アンチエイジングも、GI値で表されるグルコース(ブドウ糖)よりも果糖の方が10倍悪いのです。
例えば、蜂蜜のGI値は基準の100より低いのですが、40%果糖で40%がブドウ糖です。血糖の上昇は抑えられますが、ぶどう糖の10倍AGEを作りやすい果糖が含まれている。適量をとるのはいいですが、そればかり摂るのは良くない。
その点、日本の調味料のみりんはGI値も15でいいです。
塩に関しても、天然塩、ミネラルを含んだ塩などいろいろあり、それぞれに違いはありますが、大事なのは食べ合わせです。
塩分を取っても、緑黄色野菜などの食物繊維を含む野菜を摂っていれば吸収率は下がるので、害は減ります。
加工食品の利用で塩分量が多いのは問題ですが、1日6グラムなどという摂取基準値はあまり気にする必要は無いと思います。
出典:はい!元氣らいふ2022秋号
(広島市兵庫内科、肝臓糖尿病クリニック院長 兵庫秀幸著)
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タグ:食生活の改善